5月12日(木)
大学図書館でコピーをすませたあと、Giselastrasseで食事。 夜は、知り合いと国立歌劇場へ。今日はヘンデルの《サウル》。『旧約聖書』の「サムエル記」のお話。プログラムによると、サウルとダヴィデの物語は、18世紀はじめの芸術家に好まれた題材らしい。そういえば、レンブラントもサウルの絵を描いていたなあ。 演奏は、オケ、ソリスト、合唱のそれぞれが、内にエネルギーを秘めながらも、自ら抑制し、全体の調和を重んじるといった風情。なかでも、合唱の透き通るような歌声に魅了された。 非常に繊細な演奏(室内楽的といっていいのかな?お互いがお互いの音を聴きあうような演奏)に対して、衣装や照明の変化はとてもダイナミックだった。演奏と演出の相乗効果で、登場人物のそのつどの心情が浮き彫りにされていたようにおもう。
by kalos1974
| 2005-05-12 00:06
| オペラ
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