5月6日(金)
20時からガスタイクで、フランツ・ヴェルザー=メスト指揮、バイエルン放送交響楽団の演奏会。メインは、シューベルトの《交響曲第8番》。 日本では、ドイツのオーケストラというと、ベルリン・フィルが有名だ。でも、私は、実は、あまり好きではない。いまひとつ個性に欠けて、つまらないことが多いのだ。超絶的に巧いけどね・・・(ツボにはまると途轍もない名演になるのはたしか)。わがバイエルン放送交響楽団は、知名度では、ベルリン・フィルに劣るだろうが、演奏の満足度では、決して負けていない(はず)。 指揮のヴェルザー=メストは、まだ若い人なので、日本ではあまり知られていないかもしれない(私は、テンシュテットの代役でロンドン・フィルを振ったとき、はじめて聴きました。そのときは、こんな立派になるとおもってなかった)。着実にキャリアをつんでいる実力者です。今日は、小気味よく歯切れのよい《グレート》なのに、耽溺すべきところでは、オケをじっくりと歌わせていた。音量のコントロールも完璧。しかも、まったく不自然さを感じさせない。おかげで、シューマンがクララに「こんな交響曲が書けたらほんとうに幸せ」といった意味が、すこし分かった気がしました。
by kalos1974
| 2005-05-06 00:16
| 演奏会
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