ベルリン 1 (2004年12月17日~19日)

12月17日(金)

ミュンヘン発11時05分のルフトハンザ218便でベルリンに向かう。

はずだった。しかし、空港の手前で S-Bahn が緊急停車。30分ほど経ってやっと動き出したけど、チェック・インはすでに終了・・・。腹が立ったので、カウンターで抗議。でも、「そういう事態にそなえて行動している人もいますから」といわれては仕方がない。追加料金をはらって、つぎの便にふりかえてもらった。で、13時30分発、ベルリンに到着したのは14時25分。「もうすぐ日も暮れるし、どうしようもないなあ」という気分。

テーゲル空港からバスで市内へ。とりあえず、コンサート会場の近くのホテル(Grand Hyatt Berlin)にチェック・イン。あちこち見てまわる時間はないし、ソニー・センターのクリスマス市(写真1)を一周。ポツダム広場 Potzdamerplatz 周辺はずいぶん近代的になっていて、まるで新宿駅南口にでもいるみたいだった。カフェで、野菜のカレーを食べて(妻は、チキン・カレー)、ホテルにもどり、シャワーと着替え。
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20時から、ベルリン・フィルの演奏会。今日は「フルトヴェングラー没後50年記念コンサート」。指揮とピアノはバレンボイム。幼いころ、フルトヴェングラーの薫陶をうけた人。ジャクリーヌ・デュ・プレの元夫といったほうが分かりやすいか。

曲目は、モーツァルトの《ピアノ協奏曲第25番》とフルトヴェングラーの《交響曲第2番》。

ベルリン・フィルはやはり巧い。だが、響きが透明すぎるかも。よくいえば、普遍的な音なのだろうけど、惹きつけられるような個性を感じなかった。それに、巧さが目立ちすぎる。素直にモーツァルトに入っていけなかった。バレンボイムは、詩情に充ちたモーツァルトをめざしていたように思うが、全体として、妙に冷たい演奏になってしまった。

後半のフルトヴェングラーは、80分をこえる大作で、私はフルトヴェングラーの演奏は大好きというか、数々の録音には畏敬を覚えているのだけれども、正直いって、「もういい、勘弁してくれ」と思ったくらい(苦笑)。なんというか、「ブルックナーとブラームスの影響をうけた北欧の作曲家のつくった冗長な曲」という感じで、ところどころ光がふりそそぐような場面もあるのだが、いかんせん長い。聴きなれていないせいか、とにかく長く感じた。
それはともかく、あれだけの大曲を書ける作曲家だったところ(というか、フルトヴェングラー本人は自分を作曲家だと考えていたわけで)に、指揮者フルトヴェングラーを解明するヒントがあるのかもしれない。
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ロビーでは、「フルトヴェングラー展」が開かれていた。手紙、身分証明書、数々の勲章、めずらしい写真(「これは見たことない」というものが何葉かありました)、それにデスマスクなど。演奏会がおわって30分経っても、たくさんの人が、展示品に見入っている姿が印象的だった。
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by kalos1974 | 2004-12-17 01:55 | 旅行
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