人気ブログランキング | 話題のタグを見る

オランダ 2 (2005年3月17日~20日)

3月18日(金)

昨夜ワインを飲んだせいか寝坊。ほんとうは、午前中に、ロッテルダムの美術館か、デルフトの町を見るつもりだったのに、起きたら11時まえ。いそいでシャワーをあびて、アムステルダムへ向かう。

中央駅到着後、トラムで Cornelis Troostplein へ。徒歩2分で、ホテルオークラ。実は、知り合いがこのホテルで働いているので、今日と明日は、ここに泊まらざるをえない。まあ、格安なので、よしとしよう。館内の雰囲気は、虎ノ門や神戸に似ている。ひさしぶりに日系ホテルに泊まってほっとした。やはり日本人なんだなあと思う。
オランダ 2 (2005年3月17日~20日)_e0021850_624646.jpg
午後、知人と近況を語り合ってから、トラムで、コンセルトヘボウへ。19時から、ヘレヴェッヘ Ph. Herreweghe の指揮で《マタイ受難曲》の演奏。
ソリストは、
Ch. Pregardien(evangelist)
K. Jarnot(Christus)
C. Sampson(sopraan)
S. Connolly(alt)
S. Davislim(tenor)
Th. Bauer(bas)
J. Draijer(bas)
K. J. de Koning(bas)
といった顔ぶれ(う~ん、知らないかも・・・)。

この日の演奏は、生で聴いた《マタイ》のなかで、もっとも感動したもののひとつだった。
なにより、コンセルトヘボウ管弦楽団のビロードの手ざわりを思わせる響きがすばらしい。厚みがあるかと思えば、すべてが透き通ったり。自由自在で、もう、見事としかいいようがない。ソリストも合唱も、まさにこの人、この合唱団でなければならないような必然性をもって迫ってきた。
当夜のヘレヴェッヘは、妙に美しすぎる演奏を目指していなかったのだろう、曲全体が生々しいドラマとして聴こえてきた。そのせいか、あの長い曲があっという間に終わってしまった。
by kalos1974 | 2005-03-18 06:25 | 旅行
<< オランダ 3 (2005年3月... オランダ 1 (2005年3月... >>