7月9日(土)
テロ関係のニュースに目を通した。あまりのことに、なんといってよいか分からない。 だが、「テロとは断固たたかう」とか「テロリストは卑劣だ」とかいった意見を見るたびに、思考がとまっていると思ってしまうのも事実。立派な肩書きをもった人が、そんな当り前のことをいう必要はないだろう。 なぜテロがくりかえされるのか。やはり、そこから目をそらしてはいけない。 「自分は死んでもいい。とにかく、アメリカ人、イギリス人を殺したい」と願う人がたくさんいるのだ・・・。 今回のテロに憤るのなら、虐げられつづけ、家を焼かれ、家族を殺された人たちのことも考えなければならない。絶望した人々を生み出しつづける現状に憤らなければならない。テロの犠牲者の冥福を祈るのなら、英米軍に殺された市民の冥福も祈らなければならない。 イギリスは、嘘をついて戦争をはじめたアメリカを積極的に支援した。日本もそうだ。戦争をとめるどころか、軍隊まで派遣した国が、テロの標的になるのは当たり前ではないか。 しかし、おそらく、犠牲になった人の多くは、戦争に反対していただろう。 そう、殺されるのは、いつだって、平和を願う人たち・・・。「正義の戦争」であれ、「卑劣なテロ」であれ、犠牲になるのは、ふつうの市民・・・。暴力は、罪のない人たちに向かってふりおろされる。 だからこそ、われわれは、つねに、ひとりひとりが、「相互理解と平和にむけて何ができるのか」考え、行動しなければならない。それこそが、「テロに屈しない」ということではないだろうか。暴力の連鎖はもうたくさんだ。
by kalos1974
| 2005-07-09 19:24
| 日記
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