7月31日(日)
16時から、《ニュルンベルクのマイスタージンガー》。 前奏曲がはじまったとたん、わくわくした。血が騒ぐというのだろうか。バイエルンのふかい森や、すみきった湖、それにアルプスが、目のまえに現れる。まだはじまったばかりなのに、ドイツの藝術を讃えたくなった。ヴァーグナーってやはり危険かもしれない。 おもな配役は、 Hans Sachs ・・・・・ J.-H. Rootering Sixtus Beckmesser ・・・・・ E. W. Schulte Walter von Stolzing ・・・・・ S. Anderson David ・・・・・ K. Conners Eva ・・・・・ A. Pieczonka Magdalene ・・・・・ H. Grötzinger Veit Pogner ・・・・・ H.-P. König で、指揮は、 P. Schneider 、演出は、 Th. Langhoff 。 演奏は、めずらしく、オーケストラが上滑りしているところもあったけど、大きな不満は感じなかった。それどころか、最後の場面など、尋常ではない盛りあがり。バイエルン国立歌劇場の実力を見せつけられた。そもそも、《ニュルンベルクのマイスタージンガー》は、1868年6月21日に、この劇場で初演されている。つまり、この作品の上演にかんしては、スタンダードをつくってきたという自負があるはずで、よほどのことがないかぎり、不出来になるはずがない。だからこそ、毎年、オペラ祭の最後は、この作品でしめくくられるのだろう。 今回の滞在、ミュンヘンでオペラを聴くのは、これが最後。昨年10月19日の《マダム・バタフライ》に出かけて以来、30回ほどの公演を聴いた。ウィーン、ミラノとならぶヨーロッパ三大歌劇場のひとつに、これだけ通えたというのは、ほんとうに幸せだとおもう。こんなことは、もう、なかなかないだろうなあ・・・。と、感慨にふけりながら、来年のプログラムをチェックしていたりする(笑。
by kalos1974
| 2005-08-01 09:48
| オペラ
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