6月14日(火)
某演習 Hauptseminar での発表 Referat がおわった。今日の発表が決まってから、ずっとずっと、気が重かった・・・。はやくとりかかればいいのに、私は、いつも、ぎりぎりまで手をつけない。というか、手をつけられない・・・。 論文でいえば、ひとつの節くらいの内容なのだけれど、参考文献もなにもかも横文字というのは、やはり、つらい・・・。 ドイツ人学生は、原稿とは別に図表入りのレジュメなんか用意してくるが、とてもそこまでは無理。原稿をあらかじめ添削してもらう余裕もなかったので、今回は、参加者にその場で添削をお願いしようと思い、原稿そのものを配った。 なんとか、質疑応答も無事にのりこえ、とにかくほっとしている。わりと好意的な意見が寄せられたのは、たぶん、内容がよかったからではなく、表現を工夫したお蔭だろう。前は、いかにもドイツ語といった感じの複雑な文章をくみたてて、すこし洒落た表現を無理やりつかったりしたが、今回は、とにかく平易な文章にするよう気をつけた。「ひとつの文章ではひとつのことしかいわない」とか、「従属節は三つ以上つけない」とか、そんなこと。 1.前回の報告 Protokoll (演習の内容をまとめ、註釈をくわえる。A4で3枚程度) 2.テクストの読解 3.発表 Referat (隔週。演習のテーマにそった内容を、質疑応答もふくめ、30分程度で発表する) 前にも書いたけど、報告と発表を最低1回づつ、そして学期末にレポート Hausarbeit (A4で15枚程度)を提出しないと、ミュンヘン大学の某学部では(たぶん他大学でも)、単位はもらえない。 だから、みんなほんとうによく勉強する。「なにをやればいいのか分からなくてぇ~」などといっている学生はあまりいない。今日は9時半に図書館にいったが、すでに「満席」の札がかかっていた。うつむいて、本を開き、メモをとっている学生たちを見るたびに、「日本の大学生は大丈夫か」と思ってしまう・・・。 <6月15日追記> 昨夜の Gewitter はすごかった。激しい雨と風。うちから、Olympiazentrum の高層ビルや、Johanneskirchen のごみ焼却所の煙突に落ちる雷が見えた。
by kalos1974
| 2005-06-14 20:13
| 日記
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