6月17日(金)
![]() ![]() プログラムは、 W. A. Mozart; Symphonie Nr. 35 >Haffner< J. Haydn; Cellokonzert Nr. 1 A. Skrjabin; Symphonie Nr.3 で、ソリストは J. Moser。 最初のモーツァルトは、もうお手のもの。優雅で、軽やかで、しかも情熱も感じさせて、いうことなし。弦は透明なのに、なぜかふくよか。若葉に落ちる朝露、そんな光景を思わせる木管の響き。モーツァルトの演奏で、このオケに対抗できるのは、おそらくウィーン・フィルだけじゃないかなと勝手に思っている。ムーティーは、オケを適度に統制しながら歌わせるのがとても巧み。信頼して聴いていられた。 2曲目のハイドンも、曲の上品さを存分に楽しませてくれた。この楽団には、古典派の曲がいちばん合っているのかもしれない。ソリストのモーザーは、溌溂とした演奏。チェロをあんなに軽々と弾く人はめずらしい。2楽章で一度音をはずし、3楽章でも危ういところがあったけど、それはまあ、ご愛嬌。 後半のスクリャービンは、はじめて聴く曲なので、なんとも感想を記しにくいが、バイエルン放送交響楽団の巧さというか、機能性が十二分に発揮された演奏だったと思う。どんなに音が大きくなっても、決して、うるさくならない。響きが濁ることはなく、各パートがよく聴こえてくるのに、全体が見事なハーモニーを奏でる。もちろん、単に巧いだけではなくて、感情の高まる箇所では、弦が情熱的に泣いたりする。響きによって曲想を充分に表現できるのが、このオケのすごいところ。 演奏終了後、拍手にこたえて、ムーティーは、5回ほど舞台に出てきてくれた。聴くほうは楽だけど、演奏するほうは、なかば命がけでやってるんだろうなあと感じさせるような顔だった。
by kalos1974
| 2005-06-17 22:30
| 演奏会
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