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「着想がいっぱい」

6月9日(木)

今日は、18時30分から、《アリオダンテ》。

昨日とはうってかわって、演出が面白かった。
たとえば、舞台の中ほどに設けられた「窓」や、場面が変わるときに登場するアクリル板(?のお蔭で、物語は、停滞することなく、進行していく。照明の効果もよく考えられていた。ダンスにも惹きつけられた。第2幕のおわったときに、うしろに座っていた人が、「着想がいっぱい」といっていたから、今日の演出を面白いと思った人は、すくなくとも、私だけではないみたい。

演出は、D. Alden 、コレオグラフィーは M. Keegan-Dolan 、照明は M. J. Sherin という人。

配役は、
Der Koenig von Schottland・・・・・U. Chiummo
Ginevra・・・・・V. Cangemi
Ariodante・・・・・A. Murray
Lurciano・・・・・P. Nilon
Polinesso・・・・・Ch. Robson
Dalinda・・・・・O. Pasichnyk
Odoardo・・・・・K. Roberson
で、指揮は I. Bolton 。

歌手は、第1幕はやや精彩を欠いたように感じたが、第2幕からはとくに違和感なく楽しめた。「炎」という歌詞を歌う、まさにその瞬間に、蝋燭に火をつけたり、磔にされたままで歌ったり、なにかと大変な状況で、みんな頑張っていた。ジヴネラ、ダリンダ、そしてアリオダンテが、やや力づくなところもあったけれど、巧みだったかな。第3幕のジヴネラとアリオダンテの二重唱で聴けた、透明な声の響き、よくのびる声の互いに溶け合う様子が、まだ耳の奥に残っている。
「着想がいっぱい」_e0021850_2314885.jpg
ヘンデルのオペラって、登場人物のこころの動きを、品格ある音楽で表現しているだけではなく、人間のさまざまな感情を普遍的に捉えているのではないか。それなのに、有名な作品の上演されるとくらべて、聴衆のすくなかったのが、残念だった。
by kalos1974 | 2005-06-09 23:12 | オペラ
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