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違和感

5月7日(土)
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今日は、クリスティアン・ティーレマン指揮のミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏会。ガスタイクまでトラムで約10分。東京だと、うちからサントリーホールまで、1時間ちかくかかる。しかも満員電車で・・・。

メインはブルックナーの《テ・デウム》。ミュンヘン・フィルといえばチェリビダッケ、チェリビダッケといえばブルックナー、しかも、ティーレマンは、自らの音楽監督就任記念演奏会の曲目に、ブルックナーの《交響曲第5番》をえらんでいる。当然、かなり期待して出かけた。
なのに、イマイチだったんだよなあ・・・。どうしてだろう?

オケは、基本的に、滅茶苦茶エネルギッシュ。でも、勢いにまかせた演奏ではない。深みのある響きで、年代物の赤ワインのようにコクのある音色でした。しかも、ときに、深遠をのぞきみさせるようなシーンもあった。オルガンは、ホールに備えつけのものをつかったから、ものすごい迫力。

なのに、畏怖のようなものが伝わってこない。光がさっとさしこんでくるような場面もなかった。祈りもほとんど感じられない。ブルックナーに特有の雰囲気が、なぜか途中でとぎれてしまう・・・。

演奏者の肩に力が入りすぎていたのだろうか。たしかに、やや大げさな、芝居がかったブルックナーだったよな。ハラハラドキドキ、大音量。迫力はあったし、ある種の怖さは、とてもうまく表現されていた。でもなあ。それじゃあ、まるでハリウッド版ブルックナーじゃないか・・・(笑。
by kalos1974 | 2005-05-07 00:12 | 演奏会
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