5月7日(土)
![]() メインはブルックナーの《テ・デウム》。ミュンヘン・フィルといえばチェリビダッケ、チェリビダッケといえばブルックナー、しかも、ティーレマンは、自らの音楽監督就任記念演奏会の曲目に、ブルックナーの《交響曲第5番》をえらんでいる。当然、かなり期待して出かけた。 なのに、イマイチだったんだよなあ・・・。どうしてだろう? オケは、基本的に、滅茶苦茶エネルギッシュ。でも、勢いにまかせた演奏ではない。深みのある響きで、年代物の赤ワインのようにコクのある音色でした。しかも、ときに、深遠をのぞきみさせるようなシーンもあった。オルガンは、ホールに備えつけのものをつかったから、ものすごい迫力。 なのに、畏怖のようなものが伝わってこない。光がさっとさしこんでくるような場面もなかった。祈りもほとんど感じられない。ブルックナーに特有の雰囲気が、なぜか途中でとぎれてしまう・・・。 演奏者の肩に力が入りすぎていたのだろうか。たしかに、やや大げさな、芝居がかったブルックナーだったよな。ハラハラドキドキ、大音量。迫力はあったし、ある種の怖さは、とてもうまく表現されていた。でもなあ。それじゃあ、まるでハリウッド版ブルックナーじゃないか・・・(笑。
by kalos1974
| 2005-05-07 00:12
| 演奏会
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