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チューリヒ 1 (2005年6月18日~20日)

6月18日(土)

ミュンヘン発11時30分のルフトハンザ3742便でチューリヒへ。
列車でゆっくりいこうと思ったが、ネットでしらべると、往復で126ユーロというチケットがあったので、マイルも貯まることだし、飛行機を選択。

40分でチューリヒ到着。空港駅から、列車に10分ほどゆられると、もう中央駅。トラム(路面電車)を乗り継いで、ホテル(Park Hyatt Zuerich)へ。

部屋に荷物をおいて、さっそく、美術館 Kunsthaus Zuerich にむかう。しかし、ここで衝撃の事実が・・・。
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「常設展は、建物の改装のためお休み」という貼り紙(写真:工事のクレーン)。・・・。おいおい、それはないでしょ。レンブラント、クールベ、ドラクロワ、マネ、モネ、セザンヌ、ピカソ、シャガール、・・・、観たいものがたくさんあるんですが。しらべておくべきだった・・・。

しかし、特別展として、《ピーテル・クラース Pieter Claesz 展》が開催されていたので、とりあえず入場。クラースは、オランダのいわゆる黄金時代の画家で、静物画をたくさん残している。

17世紀のオランダは、経済的にとても繁栄していた。当然、各地から貴重な品物がもたらされることになる。物質的な豊かさだけではない。ルネサンスや人文主義の考え方、そして自然科学的な認識といったものの見方も流れこんできた。
両者のまじわるところに成立したのが、静物画である。画家たちは、競って、対象を客観的にながめ、それを再現しようとした。高価なガラスや食器、贅沢な食べ物などが本物そっくりに描かれた。そうした作品の質感は、画集やスライドでは、なかなか分からない。
今回、まとまった数の実物を観て、その存在感に圧倒された。ガラスに入った水なんて、なかなか描けるものじゃないですよ。それなのに、透明なものが、自らを主張している。銀器なんかも、本物以上に、銀器として存在している。クラースのような画家は、どうしても、レンブラントやフェルメールの影にかくれてしまうが、なかなかどうして、じっくり観ていると、興味はつきない。

例によって、ケーキを食べたりして、3時間ほど、館内をうろついてから、歩いてホテルにもどる。チューリヒ湖畔のながめは素敵。
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だが、今日の最高気温は、32度。部屋にたどりついたときには、汗だくだった。シャワーを浴びて、ネクタイをしめ、ブレザーをはおって、トーンハレ Tonhalle へ。ホテルのとなりなので、汗もかかない。

今回の主な目的は、トーンハレで2つの演奏会を聴くこと。今日は、H. ブロムシュテット指揮のゲヴァントハウス管弦楽団。ブロムシュテットは、7月でゲヴァントハウスを辞める。これが最後の演奏旅行。曲目は、ブルックナーの《交響曲第8番》。これは、多少無理をしてでも、聴きたい。なので、時間とお金を無理やり捻出し、妻の冷たい目は無視して、ひとりでチューリヒまできたというわけ。

コンサート終了後、ぼーっとしながらホテルへ。そういえば、夕食がまだだったので、部屋にあったリンゴとモモを食べる。今日はたくさん歩いたうえに、演奏会も聴いたので、かなり疲れた。
by kalos1974 | 2005-06-18 02:40 | 旅行
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