4月3日(日)
午前中、町なかを散策。 午後は、ブーヘンヴァルトの強制収容所跡へ。広大な敷地に、遺体焼却炉や解剖台が残されていた。「アウシュヴィッツのあとに詩を書くことは野蛮だ」と看破した人がいたが、たしかに、ブーヘンヴァルトから伝わってくるものは、言葉にならない。 ゲーテとシュタイン夫人が語り合ったという木の下でおこなわれた野蛮。町の文化を誇りながら、ヒトラーに熱狂し、収容所の存在はまったく知らなかったといいはったヴァイマール市民。そして、収容所跡という負の遺産を整備しつづける人たち・・・。 ヨーロッパ精神をつくりあげていった先人たちの足跡と、想像を絶する悪の痕跡。このふたつを目の当たりにして、ヨーロッパについて、そして、人間について考えずにはいられなかった。
by kalos1974
| 2005-04-03 08:12
| 旅行
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