2月24日(木)
20時からガスタイクで、ベルリン・フィル Berliner Philharmoniker の演奏会。指揮は、サイモン・ラトル Simon Rattle 。バーミンガムのオーケストラの指揮者だったころから注目していた人で、来日公演を聴いたこともある。あのときは、たしか、ブラームスの《交響曲第2番》。すっきりした白ワインをおもわせる爽やかな演奏だった。しかし、この指揮者、ベルリン・フィルに招かれたころから、だんだん、エキセントリックな解釈をするようになってしまった・・・。 当夜は、オール・モーツァルト・プログラム。後期の三大交響曲と呼ばれる3曲。 前半の《交響曲第39番》と《交響曲第40番》は、ベルリン・フィルの実力が遺憾なく発揮された演奏。とくに前者では、オケの響きが、モーツァルトの透明な「悲しみ」と一体になって、目のまえに、さまざま情景が現われた。夕日に染まった雪山、凍った湖、白鳥、・・・、などなど。ベルリン・フィルの響きはとても透明で、ややもすると、無機的なのだが、この2曲にかんしていえば、透き通った響きがとても効果的で、研ぎ澄まされた「はかなさ」のようなものを感じた。オケの機能性も極まると、藝術的な世界が開かれてくるものらしい。 問題は、休憩のあとの《ジュピター》。ラトルのテンポのとりかたが恣意的で、素直に曲に入っていけない。こうなると、オケも、人工的に響く。せっかくのモーツァルトがずたずた・・・。前半が素晴らしかっただけに、とても残念。
by kalos1974
| 2005-02-24 23:07
| 演奏会
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