人気ブログランキング | 話題のタグを見る

おわりよければすべてよし

7月14日(木)

20時05分から、ヘラクレスザールで、バイエルン放送交響楽団の定期演奏会。今シーズン最後。

曲目は、
Tschaikowsky: >Romeo und Julia<
Brahms: Violonkonzert
Prokofjew: >Romeo und Julia<
で、 M. Rostropowitsch の指揮。ヴァイオリンは、 M. Kishima 。

前半のブラームス、ソリストには重荷だったようだ。休憩のとき、友人がきついひとことを発した。「もし Frau Kishima の体調がわるいのでなかったのなら、選曲をまちがえたか、共演するオーケストラをまちがえたかだ」。このソリスト、日本人なので、私としては、応援したいのだが、友人の言葉に、賛成せざるを得ない・・・。

まず音が貧弱。しかも、フレーズが最後まできっちり響かないから、すぐオケに埋没してしまう。つぎに、音が洗練されていない。バイエルン放送交響楽団という、このうえなく典雅な響きを奏でる楽団と共演するからには、磨きぬかれた音でないと、わるい意味で目立ってしまう。ソリストが、オーケストラの美しさを際立たせてどうするんだ。そのうえ、何度か音程をはずしかけた。最後に、ブラームスの世界を把握しきれていないのだろうか。弛緩した演奏になってしまった。

正直にいうと、感心したのは、第二楽章の木管のアンサンブルの見事さと、オケの気遣いだけ。ソリストをやさしく見守りながら演奏していた。私のような素人でさえ、こう感じたんだから、某オーケストラに所属している友人の批評はとまらない・・・。すこしは、私が日本人だということを気にかけてほしいのだが・・・。

プログラムによると、 Kishima さん、まだ19歳のようだし、たぶん、超一流の楽団と共演したことがなかったんだろうなあ。すこしかわいそう。真面目な感じはしたんだけどなあ。ミュンヘンの聴衆のなまあたたかい拍手を糧として、精進してほしい。

後半は、バイエルン放送交響楽団の巧さが存分に発揮された快演。ものすごいスピードなのに、みんな軽々と弾いている! あのスピードでふくらみのある音を出せる金管って、いったい・・・。第二ヴァイオリンやヴィオラの豊かな音色。しかも、オケ全体の響きは、決して濁らない。すごすぎる。参りました。降参です。あなたたちの来日公演には絶対いきますからね。
おわりよければすべてよし_e0021850_9221594.jpg
演奏会終了後、友人ふたりと、歌劇場の向かいにある Spatenhaus で、ビール。この店は、まあまあおいしいものを出すけど、ちょっと高い。
by kalos1974 | 2005-07-15 09:06 | 演奏会
<< 夏学期がおわった はじめてチャイコフスキーのオペ... >>