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選挙の感想

9月12日(月)

ここ数日、六甲、芦屋、宝塚と飲み歩いておりまして、なかなか夜にブログを見れないでいます(笑。

ところで、昨日の選挙結果にかんして、enagaパパさんとふじさんが、コメントを記してくれました。お返事を書きはじめたのですが、長くなりそうなので、記事にします。

私自身は、自民党は240議席くらいかなとおもってましたので、結果(自民296)は意外です。

感じたことを列挙します。

1.日本人からバランス感覚まで失われた。
「勝ち馬に乗る」人がふえたのでしょうか? 他人は他人、自分は自分だとおもうのですけどね。戦前の「バスに乗りおくれるな」というかけ声を連想しました。
与野党が伯仲してこそ、活発な議論がうまれ、国民が政治について関心をもつのに、あれでは、どうしようもありません。与党は「信任をえた」わけですから、今後4年間、あらゆる問題で、数の論理が幅をきかせるでしょう。

2.思考停止
結局、終始、「郵政民営化」に賛成か反対かという話でしたね。このあいだ書いたように、これは実にわかりやすいメッセージです。民主党は、郵政より、もっと国民の琴線にふれるアピールをすべきだったわけです。
ですが、私などは、与党のメッセージにおどらされるほうがバカだとおもいます。というのも、何人かの友達に聴いたんですけど、郵政民営化に賛成といいながら、なぜ賛成なのか、明確にいえないんですから。しかも、民営化されたらどうなるのか、考えてないんですから・・・。友達も、「とにかく変えなければいけない」というだけで、どう変えるべきなのかは考えていなかったです。ある友人は、「岡田代表の演説のほうが理路整然としている」といいながら、「小泉首相の悲願を達成させてやりたい」ともいっていました。私にとっては、首相の悲願よりも、それによって、どれだけの人が、どういう影響をこうむるかのほうが重要なのですが、友人とおなじようにおもった人がおおかったのではないでしょうか。
新聞をきちんと読んでいる人でさえ、こうですから、マニフェストを真剣に比較検討したうえで、自民党に一票を投じた人がどれくらいいたか疑問です。

3.改革を待望
「よくわからないけど、とにかく、世の中を変えてくれ!」とおもっている人がおおいのでしょう。それだけ、政治や社会の仕組みが硬直し、閉塞感がただよっているわけです。景気はわるいし、制度は疲弊しているし、諸外国に友人はいないし・・・。1930年代に似てますね・・・。
私は、小泉首相の政策に、子どもっぽい頑迷さを感じるので、あまり支持できませんけど、しかし、「変える」という意志だけは、素直につたわってきます。そんな首相に、改革者を見た人たちが、飛びついたのでしょう。それだけ、人々が、追い詰められていると感じました。

瑣末な感想はほかにもありますが、まあ、こんなところです。

ちなみに、私は、ひそかに、自民でも民主でもない某党を応援してましたけど、予想どおり、埋没しました(笑。
by kalos1974 | 2005-09-12 14:37 | 日記
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